苔生す庭園が美しい優雅な趣がある近代和風建築「砂丘館」
- 滞在時間の目安:
- ~30分
- 金額の目安:
- 0円
最終更新日:2022年3月23日
- 営業日:
- 常時営業(休業日は除く)
- 営業時間:
- 09:00〜21:00
- 休業日:
- 月
- 備考:
- その他の休館日:月曜日が祝休日の場合は翌日、 祝休日の翌日、 年末年始12/28~1/3
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「砂丘館(さきゅうかん)」は、「旧日本銀行新潟支店長役宅」の愛称です。日本銀行の技師・平松浅一氏が設計した建物で、旧日本銀行の8代~37代までの支店長が住んでいました。保有資産の見直しを図った日本銀行が1999年に役宅を売却することになり、現在は新潟市が所有する建物として無料で一般開放されています。戦前の日本銀行の役宅は新潟と福島にのみ現存しているそうで、当時の建築様式を伝える貴重な建築物でもあります。敷地面積は約523坪にもおよび、美しい苔が広がる日本庭園は手入れがよく行き届いていました。和風の外観や茶室のような和室に加え、洋風の応接室と書斎もあり、中央にまっすぐ通る廊下には大正浪漫を感じます。建物の奥に移築された蔵は「砂丘館ギャラリー」として改装され、企画展やコンサートが開催されているようです。また、和室の一角に置かれた「足踏みオルガン」は短時間であれば自由に弾くことができます。柔らかい音色が耳に心地よく、陽だまりのなか優しく響きました。風流で洗練された近代和風建築、ぜひ見学に足を運んでみてください。