『ドカベン』『あぶさん』『野球狂の詩』水島新司先生が描くキャラクター銅像が並ぶ商店街

「ドカベンロード」は、新潟市出身の漫画家・水島新司先生が描くキャラクターの銅像が立ち並ぶ商店街です。週刊少年チャンピオンで1972年～1981年にかけて連載されていた人気野球漫画『ドカベン』は有名ですね。『ドカベン』の主人公である山田太郎をはじめ、愛されキャラのスラッガー岩鬼正美、私の一番好きなキャラクターである天才打者の殿馬一人、小さな巨人・努力家の里中智と、ひとつひとつ見て回るだけでワクワクします。ちなみに「ドカベンロード」は通称で、「水島新司マンガストリート」が正式名称なんだそう。実際、『ドカベン』の登場人物に限らず、『あぶさん』の主人公・景浦安武、『野球狂の詩』の水原勇気に岩田鉄五郎と、水島先生のほかの漫画に出てくる登場人物の銅像もあります。姿勢や表情の細かい部分もしっかり作り込まれており、銅像のキャラクターたちは今にも動き出しそうです。「球聖」の異名を持つ岩田鉄五郎の表情や、山田太郎の大きな背中を見ていると、もう一度漫画を読み直したいという気持ちになりました。なお、地図アプリで「ドカベンロード」と検索すると別の場所にポイントが立ち道に迷ってしまったので、古町通り5番町の商店街にある日本アニメ・マンガ専門学校を目指して行くと迷わずにたどり着けるでしょう。また、商店街の端には、新潟出身の歌人・書家である會津八一の石碑が配されています。中央区万代の新潟日報メディアシップ5階に「會津八一記念館」があるので、興味がわいた方はそちらにも足を運ばれてみてはいかがでしょうか。