被爆当時の様子がわかる原弾落下中心地に設けられた平和公園
- 滞在時間の目安:
- 1時間~2時間
- 金額の目安:
- 0円
最終更新日:2023年9月13日
- 営業日:
- 常時営業(休業日は除く)
- 営業時間:
- 24時間営業
- 休業日:
- 年中無休
長崎の平和公園は原爆の凄惨な実情を訴えるとともに、世界の恒久的平和と文化交流のために創設された記念施設です。敷地面積は約18.6ヘクタールで、1945年8月9日に投下された原子爆弾の落下中心地とその北側の丘を含めたエリアに設けられた公園です。園内の東地区は願い・祈り・学びの3つのゾーンから構成され、「長崎原爆史料館」「平和祈念像」「平和の泉」「長崎の鐘」「原爆落下中心碑」などを見学することができます。反対の西地区は市民プール・野球場・陸上競技場などが設置されたスポーツ・広場のゾーンとなり、スポーツレクリエーションを楽しめる交流の場として位置づけられています。平和公園のシンボルとして願いのゾーンに佇む「平和祈念像」は、彫刻家・北村西望氏の大作です。この記念像の右手は原爆を示し、左手は平和を、顔は戦争犠牲者の冥福を祈るという意味が込められています。実はこの祈念像、東京の井の頭自然文化園の彫刻館でも見学することができます。長崎の祈念像と同じ高さ9.7mもの巨像をはじめ、北村西望氏が東京都に寄贈した作品約500点が展示されています。興味のある方はぜひそちらにも足を運んでみられてはいかがでしょうか。また「平和の泉」の前に立ったとき、水を求めながら亡くなった犠牲者に思いを馳せ心が苦しくなりました。ですが、戦争の惨禍は現実です。過去の過ちを二度と繰り返さないため、次世代の私たちが目を逸らしてはいけません。他にも、祈りのゾーンには原爆落下中心地の地層や浦上天主堂の遺壁があり、被爆当時の様子がわかる貴重な資料として保存されています。学びのゾーンに整備された長崎原爆資料館では、原爆投下直後の惨状を再現し当時の写真や被爆した品々が展示されています。核兵器の非人道性と戦争の悲惨さを感じとることができるので、一度は訪れていただきたい施設です。観覧料は一般200円、小・中・高校生は100円です。