300万点を超える貴重な学術標本が展示された東京大学総合研究博物館

滞在時間の目安:
30分~1時間
金額の目安:
0円

最終更新日:2023年5月29日

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東京大学総合研究博物館 本郷本館
東京都文京区本郷7-3-1
東京大学本郷キャンパス内
営業日:
常時営業(休業日は除く)
営業時間:
10:00〜17:00
休業日:
日・土・祝日
備考:
入館は16時30分まで
※上記は最新の情報ではない可能性があります。事前にご確認のうえご利用ください。なお、誤りのある情報や不適切な内容を見つけた場合は、お手数ですが お問い合わせ よりお知らせください。

東京大学本郷キャンパスにある「東京大学総合研究博物館」では、300万点を超える貴重な学術標本が一般公開されています。館内に足を踏み入れると、まず大きなガラスのコレクションボックスが目に飛び込んできます。ナウマンゾウの象牙化石やアカカンガルーの毛皮、明治期に発見された埴輪や縄文時代の土器、アオザメ、ヒグマ、イノシシの脳や縄文人の頭骨などなど、このコレクションボックスの展示を見ているだけでワクワクが止まりません。ここですでに満足してしまうのですが、まだまだ展示は続きます。奥の展示室に進むまでに、隕石、化石、昆虫、ゲノム解読標本、人間や動物の頭骨などが回廊状に展示されている廊下を通っていきます。ここでは日本最古の陸生四肢動物の化石や、家畜化される前のニワトリの野生原種標本など貴重な展示も多く、見たことも聞いたこともないコレクションで溢れています。特に私が圧倒されたのは「無限の遺体 ー 生物系コレクション」です。こちらのコーナーでは骨格や剥製の標本が数多く展示され、動物学や生命について考えたり感じたりできる場所です。骨格標本や化石からは当時の環境変化やその時に起きた事象を知ることができるケースもあり、後世に生きる私たち人類に与えてきた知識や考え方のもとになっていると言えるでしょう。回廊の奥には放射性炭素年代の測定をおこなう測定室「クロノスフィア」があり、研究現場が展示されています。隣の展示室では特別展示なども開催されているので、興味のある方は博物館の公式サイトをチェック。明治10年の創学以来、東京大学には600万点以上の学術標本が蓄積されています。こちらの本郷本館に加え、白山の小石川分館(現在休館中)、丸の内にあるインターメディアテクにも興味深い標本がたくさん展示されているので、お時間のある方はぜひそちらにも足を運んでみてください。入館料は無料、平日は混雑もない穴場のおすすめ博物館です。