【戸隠神社:中社】樹齢800年『戸隠の三本杉』や天才絵師が描いた『龍の天井絵』は必見
- 滞在時間の目安:
- ~30分
- 金額の目安:
- 0円~500円
最終更新日:2023年3月10日
- 営業日:
- 常時営業(休業日は除く)
- 営業時間:
- 09:00〜17:00
- 休業日:
- 年中無休
戸隠神社五社の一つ「中社(ちゅうしゃ)」は、天八意思兼命(あめのやごころおもいかねのみこと)をご祭神としてお祀りしています。学業成就・商売繁盛・開運・厄除・家内安全に御神徳があります。日本神話で天照大神が素戔嗚尊(すさのおのみこと)の度重なる非行に怒り、天岩戸に引きこもったことにより多くの禍が発生した話は有名です。この時に太々神楽を考え、岩戸を開くきっかけを作った神様が中社のご祭神である天八意思兼命です。見どころの多い中社ですが、まずは『戸隠の三本杉』をご紹介しましょう。大きな鳥居をくぐり石段を数段あがったところに、3本の杉が体を寄せ合うように立っています。樹齢800年を超えるこの融合杉に手を触れてみるとほんのり温かく、大きなパワーを感じます。こちらの融合杉が三本杉だと思われがちですが、実はこの杉は『戸隠の三本杉』の1本目。他の2本は中社鳥居の向かい、左右の場所に分かれて立っているのでぜひ残りの2本も探してみてください。鳥居のそばには日吉社などの境内社や苔むした小祠があり、静謐な空間に背筋が伸びる思いです。続いて石段をのぼりきると立派な社殿が見えてきます。社殿の正面には樹齢700年を超えるご神木、右奥にはさざれ滝があり、人気のパワースポットとして多くの方が途切れることなくお参りしていました。社殿天井には狩野派の河鍋暁斎(かわなべ きょうさい)によって描かれたとされる『龍の天井絵』があります。現在の天井絵は火災で焼失した原本をデジタル技術により復元したものですが、見ごたえがあるのでぜひご覧になってください。青龍殿に併設された「宝物館」では戸隠にまつわる重要文化財などが展示され、一般300円・小学生200円で拝観することができます。中社から宝光社までは神道を通り徒歩30分、中社から奥社参道入口も徒歩30分ほどで到着します。路線バスもありますが、時間を気にせずゆっくりお参りしたい方には徒歩をおすすめします。また、戸隠といえばお蕎麦も有名です。私たちは中社のすぐ近くにある大人気の「蕎麦処 うずら家」でお昼をいただきました。お蕎麦も天ぷらも絶品!周辺には他にもお蕎麦屋さんがあるので、五社巡りの途中に戸隠そばを食してみてはいかがでしょうか。