山門の回廊から眺める善光寺|極楽往生が約束される「お戒壇巡り」や国宝の本堂内陣を拝観
- 滞在時間の目安:
- 1時間~2時間
- 金額の目安:
- 1,000円~2,000円
最終更新日:2022年7月25日
- 営業日:
- 常時営業(休業日は除く)
- 営業時間:
- 09:00〜16:00
- 休業日:
- 年中無休
- 備考:
- 行事や時期によって拝観時間は変更となります
国宝の本堂をはじめ、重要文化財の山門・経蔵・仁王門など見どころの多い「善光寺」は、誰もが知る信州の名刹。善光寺をより深く知りたい方におすすめしたいのが、三堂(本堂内陣、山門、経蔵)・史料館・お戒壇巡りがセットになった共通券です。各施設ごとの参拝券も販売されていますが、せっかくなら共通券(1200円)を購入し善光寺を隅から隅まで巡ることをおすすめします。まずは本堂への参拝からスタート。畳敷きの本堂内陣は凛とした空間で、自然と背筋が伸びます。国宝の中に入る機会はそうそう無いので緊張しました。御本尊は絶対秘仏であるため御姿を拝観することは叶いませんが、今回は御開帳期間に参拝したので御本尊の御身代わり「前立本尊(まえだちほんぞん)」を拝観できました。「前立本尊」を拝観希望の方は7年に一度の御開帳期間に参拝してください。本堂の最奥には御本尊の真下を通る真っ暗な通路があり、極楽往生が約束される「お戒壇巡り」ができます。壁に当てた手の感触だけを頼りに真っ暗な暗闇を進み、「極楽の錠前」を触ることで御本尊様とご縁が結ばれると言われています。次は大きな山門に登ってみましょう。山門の上層部には文殊菩薩騎獅像・四天王像・四国八十八ヶ所霊場ゆかりの仏像などが安置されています。回廊からの眺めは素晴らしく、本堂を含めた境内を上から眺めたり、長野市街も見渡すことができます。続いて本堂の傍らに立つ「経蔵」へ。1759年建立の経蔵には一切経が収められた八角の輪蔵があり、腕木を押して回すと一切経を読むことと同じ功徳が得られるそうです。腕木を実際に押し回すのですが、重要文化財でこういった体験ができるのも珍しいことでしょう。最後は、戦死した英霊を供養する「忠霊殿」に併設された史料館。2010年に善光寺を訪れたダライ・ラマ法王14世は、世界平和を願い「砂曼荼羅」の開眼をおこないました。こちらの「砂曼荼羅」は史料館に安置されています。私が訪れた時は長野出身の現代アーティスト・小松美羽さんの特別展も開催されていました。御朱印は山門北御朱印所で賜ることができます。おみくじも多種類あり、私はなんと「凶」を引き当てました!日々謙虚な姿勢で良い行いに努めようと思います。各所に説明板などがありますが、事前に公式サイトで善光寺の逸話や紹介文を読んでいかれるとより一層参拝を楽しめるでしょう。