ビキニ環礁でアメリカの水爆実験の被害にあったマグロ漁船の歴史を知る

都立第五福竜丸展示館は、木造のマグロ漁船「福竜丸」およびその資料や付属品を展示している施設で、夢の島公園内に位置しています。「第五福竜丸」は1954年に太平洋マーシャル諸島にあるビキニ環礁で、アメリカの水爆実験によって被害を受けた漁船です。都立第五福竜丸展示館は、原水爆による惨事が二度と起こらないようにという思いで建設された施設だそうです。ドッグのようにデザインされた展示館の中央に設置された福竜丸を、ぐるっと回る形で見学することができます。当時の乗組員が使用していた日用品や、入院中の乗組員に宛てられた手紙なども展示されており、その時の惨事をリアルに感じることができるでしょう。ぜひ一度足を運び、原水爆の恐ろしさについて知り、考えてみてはいかがでしょうか。