人形装飾が施された珍しい縄文土器や「北斗の拳」ケンシロウ像が展示された交流スペース

新函館北斗駅内に併設された北斗市観光交流センター「市民交流スペース ほっとギャラリー」は、美しい赤レンガを背景に北斗市の魅力を紹介する小さなスペースです。北斗市の紹介展示を通じて地域の歴史や文化に触れることができます。日本でここにしかない「北斗の拳」ケンシロウの銅像が展示され、外国人観光客が記念撮影をしたりと人気を集めています。また、館内には立派なグランドピアノが設置され、どなたでも気軽に演奏することができます。駅を訪れた観光客や電車の待ち時間を楽しく過ごせるように工夫されていることがわかります。特に注目すべきは、縄文時代の「異形注口土器」の展示です。縄文土器では珍しい人形装飾が施された独特の形。抽象的な文様が多い縄文土器のなかで、顔や全身を表現する装飾は非常に貴重であり、国指定重要文化財として認定されています。他にも駅周辺には北海道出身の歌手である三橋美智也氏の記念碑、明治時代に設置されたレンガ造りの油庫などがあります。新函館北斗駅で乗り換え待ちなど時間がある方はぜひ訪れてみてください。