潮の満ち引きで池の水位が変わる「潮入」が再現された庭園

旧安田庭園は、江戸時代には本庄松平氏の下屋敷だった場所です。かつての武家屋敷の佇まいを偲ばせる門をくぐると、そこには大きな池を中心とした回遊式庭園が広がっています。園路にはさまざまな老木や名石、雪灯篭などが配置され、趣のある景色が臨めます。庭園の中心にある心字池には、潮の満ち引きによって池の水位が変わる「潮入」という仕掛けがあります。現在はポンプによる再現となっていますが、訪れる時期や時間帯によって、全く違う景色を楽しめるようになっています。園内には、ベンチや東屋、休憩所などもあるので、空いた時間に気分転換したり、お弁当を食べたり、池に住む鯉や亀たちと遊んだりと、思い思いの過ごし方ができる庭園です。JR両国駅から徒歩5分、入園料は無料です。