植物学者・竹内亮博士ゆかりの、野趣あふれる植物公園

植物学者の竹内亮博士（昭和５７年没）が収集した植物を移植した、小さな公園です。住宅街にひっそりと佇んでいます。気をつけていないと通り過ぎてしまうかもしれません。竹内亮博士は、かつてこの公園の近くに住んでおり、自然保護に力を入れていたそうです。とある小学校のサイトによると、市保存樹木第１号に指定され、学校のシンボルでもある「メタセコイア」の木は、竹内亮博士が中国から持ち帰ったものだといいます。車止めに竹内亮博士や公園についての説明が張られているので、目を通すと理解が深まると思います。往年に比べ植物はだいぶ減ってしまったようですが、それでも園内には、樹木名の書かれた木や草がたくさん植えられています。一本一本、樹木名を確認しながら散策したり、ベンチに腰かけ野趣溢れる木々をただ眺めて過ごすのも、優雅な時間の使い方だと思います。