江戸時代に一大ブームを巻き起こした大鯨「寛政の鯨」の供養碑がある利田神社
- 滞在時間の目安:
- ~30分
- 金額の目安:
- 0円~500円
最終更新日:2022年6月22日
- 営業日:
- 常時営業(休業日は除く)
- 営業時間:
- 24時間営業
- 休業日:
- 年中無休
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京急線北品川駅より徒歩5分、品川浦の船溜まりをバス通り沿いに進んだ住宅街に利田(カガタ)神社があります。寛永3年(1626年)、東海寺の沢庵和尚が弁財天を祀ったのがはじまりとされ、ご祭神は市杵島姫命(イチキシマヒメノミコト)です。こちらには珍しい鯨塚があります。それは寛政10年(1978年)暴風雨で品川沖に迷い込み地元の漁師たちに捕えられた、体長約16.5m・高さ約2mの「寛政の鯨」といわれる大鯨の供養碑です。当時品川浦では捕鯨をしていなかったので、決まりによって胴体の部分は売られ、頭の部分は漁師たちが丁寧に葬り、この碑が建てられました。隣接する品川浦公園には、海面から飛び跳ねるような鯨の頭部のモニュメントがあります。地元の漁師でさえ見たこともない大鯨にたいそう驚き、徳川幕府も民衆もその話題で持ちきりになって一大ブームを巻き起こしたといわれます。活気にあふれた町の様子が目に浮かぶようです。