清らかな湧水をたたえる“お薬師さん” 北陸三十六不動霊場 第27番札所「国分山 医王寺」
- 滞在時間の目安:
- 30分~1時間
- 金額の目安:
- 0円~500円
最終更新日:2022年4月4日
- 営業日:
- 常時営業(休業日は除く)
- 営業時間:
- 08:30〜17:00
- 休業日:
- 年中無休
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山中温泉の街並みを見渡す高台に建つ「医王寺」は、仏教僧の行基が奈良時代に開創したと伝えられる高野山真言宗のお寺です。ご本尊の薬師如来をお祀りしていることから「お薬師さん」と呼ばれ、山中温泉の守護寺として古くから地域の人々に親しまれてきました。北陸三県をまたがって巡礼する北陸三十六不動霊場 第27番札所で、日本各地を巡拝している方や御朱印を集めている方も多く訪れます。八角形屋根の立派な本堂があり、古刹ではあるものの大事に手入れされていることがうかがえます。境内や崖面には苔むした薬師如来像など多くの石仏が安置され、清浄霊妙なる空間がひろがっています。不動滝から流れでる水は驚くほど清らかで、心が洗われるようです。芭蕉をはじめとするさまざまな句碑、鐘楼、慰霊の護国塔など見どころも多いので、参拝後にじっくり鑑賞されてみてはいかがでしょうか。また、寺内の宝物館展示室には芭蕉がこの地に忘れていったとされる「芭蕉の忘れ杖」、国指定重要文化財の「陶製金剛童子立像」、温泉の由来が描かれた「山中温泉縁起絵巻絵図」が収められています。展示室は見学可能ですが、事前に問い合わせされることをおすすめします。私は山中温泉 菊の湯から階段を上がり徒歩で向かいましたが、駐車場もあるので車での参拝も可能です。