野生動物が共生する自然豊かな場所|石垣巡りやライトアップも楽しめる「金沢城公園」
- 滞在時間の目安:
- 2時間~
- 金額の目安:
- 0円~500円
最終更新日:2022年3月14日
- 営業日:
- 常時営業(休業日は除く)
- 営業時間:
- 08:00〜17:00
- 休業日:
- 年中無休
- 備考:
- 3月1日~10月15日は7:00~18:00まで開園/ライトアップ(夜間開園)開催
金沢城公園は「兼六園」や「尾山神社」「しいのき迎賓館」に隣接しており、多くの観光客が訪れる観光スポットです。「金沢城」は、加賀藩主・前田氏の祖である前田利家公が天正11(1583)年に入城した後、キリシタン大名・高山右近の指導のもと本格的な築城を開始したと伝えられています。城址を含む一帯を金沢城公園として整備し、城址は国の史跡に指定されています。「石垣の博物館」と呼ばれる金沢城、現在もさまざまな種類の石垣を見てまわることができるので、城好きの方に特におすすめしたい場所です。復元された「菱櫓・五十間長屋・橋爪門続櫓」は金沢城公園の新しいシンボルでもあり、鉛瓦や海鼠壁(なまこかべ)が特徴的な外観です。夜間にはライトアップされた美しい姿もみることができますよ。公園の入園は無料ですが、「菱櫓・五十間長屋・橋爪門続櫓」の内部見学には大人320円、小人(6歳~18歳未満)100円の入館料がかかります。形や配置に工夫を凝らした石垣郡など立体的な構成が美しい「玉泉院丸庭園」、重要文化財に指定された武具土蔵「鶴丸倉庫」や天明8年(1788)に再建された「石川門」など、見どころもたくさんあります。藩主の居館があった「二の丸広場」から重要文化財「三十間長屋」のある本丸附段に架かる「極楽橋」の名前は江戸時代から使われており、「金沢御堂」に由来します。金沢御堂への参詣者は、朝に念仏を唱えながらこの橋を渡り、夕方に海に沈む夕日を拝んで極楽往生を願って帰ったと伝えられています。ちょうど日暮れの時間帯だったことから、西日を拝みながら当時の人々の様子が目に浮かぶようでした。また、敷地内には多くの野生動物が棲家をつくり、タヌキやアカネズミ、準絶滅危惧種のタカチホヘビも生息しているそうです。豊かな自然環境が守られ、人と野生動物が共生できる貴重な場所であると感じました。金沢駅から「兼六園シャトルバス」や「レトロバス『城下まち金沢周遊』号」の利用も可能ですが、レンタルサイクルが人気のようで自転車で訪れている人をたくさん見かけました。お天気がよかったこともあり、私たちは30分かけて徒歩で向かいました。道すがら「近江町市場」で海鮮の食べ歩きを楽しんだり、コーヒー屋さんで休憩もできるのでおすすめですよ。