ルネサンス様式の外観に金庫室や貴賓室も必見!意匠を凝らした華麗な赤れんが館
ねこ- 滞在時間の目安:
- 30分~1時間
- 金額の目安:
- 0円~500円
最終更新日:2021年11月2日
- 営業日:
- 常時営業(休業日は除く)
- 営業時間:
- 09:30〜16:30
- 休業日:
- 不定休
- 備考:
- 休館日:年末年始(12月29日から1月3日まで)、展示替え期間(不定期)
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赤れんが館は明治45年に建てられた旧秋田銀行本店で、昭和44年まで銀行として使用されていました。紅白のコントラストが美しい外観は、ルネサンス様式を基調としています。館内に入るとまず目に飛び込んでくるのが、広大な吹き抜け空間の旧営業室。内部はバロック様式を取り入れた設計で、大理石や漆喰、木彫りの装飾が華麗な雰囲気を醸し出しています。立派な暖炉が設置された旧頭取室、旧書庫には秋田市の伝統工芸品が展示されています。なんともおもしろかったのが、鋼鉄製の扉や窓など堅牢な造りの旧金庫室がビデオコーナーになっていること。実際に銀行で使われていた金庫のなかにビデオ機器がセットされ、秋田の歴史や文化を紹介しているのですが、「閉じ込められたらどうする?」と笑い合いながらのビデオ鑑賞も楽しかったですよ。寄木張の床や象嵌をあしらったけやきの扉など、贅沢な装飾が目を引く旧貴賓室には、当時使用していた長椅子と衝立も展示されていました。この他にも、日本金工界に多大なる業績を残した人間国宝の「関谷四郎記念室」や郷土愛にあふれる木版画家の「勝平得之記念館」も設置され、非常に見ごたえがありました。明治の香り漂う「赤れんが郷土館」は外観から各所に見られる装飾まで、ため息がでるほど美しい建造物です。重厚・壮麗・華美・堅固と、ひとつの言葉では形容できない意匠を凝らした造りを、ぜひご自身の目でも確かめに行ってください!観覧料は210円ですが、近くにある「ねぶり流し館」と「旧金子家住宅」の施設もあわせて見学できる共通観覧券(260円)がおすすめです。