旧石器時代の貴重な遺物や近代民具を無料で見学できる小さな資料室

ベッドタウンの静かな住宅地にたたずむ、旧石器時代の土器・石器類を展示する資料室です。旧石器時代の石器が約145点、縄文土器が約115点、縄文時代の石器類や装身具類が約70点と、さまざまな太古の遺物が展示されています。特に土器に関しては見応えがあり、イノシシの装飾が施された土器や六仙遺跡のめずらしい装飾の土器も間近で観察することができます。また、展示室の前の廊下には、明治から昭和にかけて使用されていた農具や生活用品がずらりと並び、明治時代の「箱枕」や「火アイロン」「氷冷蔵庫」など、初めてみる実物展示にもワクワクしました。昭和の時代に撮影された東久留米市周辺の写真なども展示され、当時の風景が目の前によみがえるようです。入館無料というのも嬉しいポイント。旧石器時代や明治から昭和の歴史に興味のある方は、ぜひ一度訪れてみてください。学校の旧校舎を利用しているため、廊下や階段もどこか懐かしい感じがしました。展示室の隣には、学校で使われていた机や椅子、黒板もそのまま残されていますよ。私が訪れた金曜日の午後は貸切状態だったので、自分のペースでじっくりと見学できて大満足でした。