林芙美子の「終の住処」東西南北風の吹き抜ける家

滞在時間の目安:
1時間~2時間
金額の目安:
0円~500円

最終更新日:2022年1月28日

林芙美子記念館_1
林芙美子記念館_2
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林芙美子記念館
東京都新宿区中井2-20-1
営業日:
常時営業(休業日は除く)
営業時間:
10:00〜16:30
休業日:
備考:
年末年始(12月29日~1月3日)休館
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大正から昭和初期にかけて、落合には数多くの文士が集っていました。『放浪記』などの作品で知られる小説家・林芙美子(1903~51年)もそんな一人で、昭和5年に移り住んで以来、昭和26年に亡くなるまでの間、落合で過ごしました。その林芙美子が、昭和16年から晩年の10年間を過ごした邸宅を一般公開しているのが、「林芙美子記念館」です。この邸宅の建設のために、芙美子は200冊にも及ぶ文献を読み込んで建築を学び、設計者や大工をともなって、京都の古建築の見学に行ったといいます。「東西南北風の吹き抜ける家」を望み、客間よりも、茶の間と風呂と厠と台所に贅をこらした、すなわち、人に見せるためではなく、住む者の暮らしを一番に考えた邸宅を築きました。晩年の傑作『うず潮』『浮雲』『晩菊』なども、この邸宅で誕生しました。京風の特色と民家風のおおらかさを兼ね備えた邸宅や、四季折々の庭の草木は、芙美子の生きた時代を感じさせる風情があります。新宿区内にいるとは思えない見事な邸宅や庭園を眺めながら、ゆっくりとした時間を過ごせるスポットです。